
米国株安や円高進行を嫌気した売りに押されると予想する。寄り前には1月消費者物価指数(CPI)が発表されるが、結果が強ければ一段と円高が進む可能性がある点には注意を要する。この場合、きのうのように買い手不在の中で売りだけが急がれる展開も想定される。CPIが弱めなどの理由で円高が一服すれば売り圧力は和らぐとみるが、東京市場は三連休前。現状では市場の空白はリスクとして意識されやすい。下げ渋るケースでも押し目を積極的に拾う動きは限られるだろう。日経平均の予想レンジは38000円-38700円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ