本日のNY為替市場のドル円は、イラン戦争に関するヘッドラインや原油価格の動向を注視しながら、米連邦公開市場委員会(FOMC)でのドット・プロット(金利予測分布図)を見極める展開となる。
ドル円は、中東有事のドル買い圧力がやや減退し、原油価格が伸び悩む展開となっていることで、ここ9日間のレンジの中心値である日足一目均衡表・転換線158.52円付近を窺う展開となっている。
しかしながら、イラン戦争が終戦を迎えたわけではないため、引き続き、イラン戦争に関連するヘッドラインや原油価格の動向には警戒しておきたい。
昨日から本日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、イラン戦争を受けて、インフレ加速と景気悪化というスタグフレーションへの警戒感が高まっているものの、不透明感から政策金利の据え置きが見込まれている。
注目ポイントは、経済見通し(SEP)で、中央値のインフレ予測が引き上げられる可能性となる。インフレ見通しが引き上げられた場合、現在のフェドウオッチが予想している12月FOMCでの利下げ見通しが排除されることになる。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」によると、今年のFOMCでの利下げ予想は12月のみとなっている。
またパウエルFRB議長の会見では、イラン戦争による不確実性への言及、原油価格高騰の場合の利上げの可能性などに注目することになる。
さらに、5月15日の議長としての任期満了後に、FRB理事(※任期満了:2028年1月末)としてFOMCに参加していく可能性が噂されており、質疑応答に注目しておきたい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、159.75円(3/13・16高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、157.86円(3/11安値)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
