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【見通し】ロンドン為替見通し=ユーロドル、欧米貿易戦争への警戒感から下値を探る展開か

本日のロンドン為替市場のユーロドルは、トランプ米大統領が発表予定の鉄鋼・アルミへの25%関税への警戒感、欧米貿易戦争勃発への警戒感から下値を探る展開が予想される。

 トランプ米大統領は、今週、相互関税を発動すると報じられていたが、本日は、鉄鋼・アルミへの25%関税の発表を行うと報じられている。

 トランプ米大統領は、先日、「欧州連合(EU)に対しても何らかの非常に重要な関税を賦課する意向」と述べ、EUサイドも報復関税を示唆していたことで、欧米貿易戦争が勃発する可能性が高まりつつある。
 トランプ米大統領はかねてより、EUの自動車輸入関税10%が米国の2.5%よりはるかに高いとして不満を抱いており、自動車関税率にも要注目となる。

 米国のピーターソン国際経済研究所によれば、トランプ関税のコストは米国内総生産(GDP)の1.8%となり、第1次トランプ米政権での米中貿易戦争でのコスト0.4%を大幅に上回るとのことで、貿易戦争での勝者はいない。

 欧米貿易戦争は、米国とユーロ圏にとってマイナス要因となり、ECBに対して更なる追加利下げが求められるのかもしれない。

 本日は、ラガルドECB総裁の欧州議会での証言が予定されており、トランプ関税を受けた追加利下げへの言及に注目しておきたい。
 先日の欧州中央銀行(ECB)理事会では、3月理事会で中立金利水準の上限である2.50%まで追加利下げを行うことが示唆されていた。

想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0385ドル(日足一目均衡表・雲の下限)
・ユーロ円:158.01円(2/7高値)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0141ドル(2/3安値)
・ユーロ円:155.87円(2/7安値)


(山下)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ