
今週は水曜日がニューイヤーズ・デーの祝日で4日間の取引となるが、年末年始の株高アノマリーを背景に堅調相場が期待される。例年、年内最終5営業日と新年の2営業日はサンタクロース・ラリーと呼ばれ上昇期待が強いが、今年はサンタクロース・ラリー前半の3営業日でダウ平均が0.77%安、S&P500が0.05%安、ナスダック総合が0.22%安とそろって下落した。サンタクロース・ラリー後半の今週の4営業日での上昇が期待されるが、週末にマグニフィセント・セブンに利益確定売りが強まったことや、S&P500の予想株価収益率(PER)が22倍に上昇し、バリュエーション面での割高感が意識されることが上値の重しとなりそうだ。
今週の経済指標は12月ISM製造業購買担当者景気指数(PMI)、新規失業保険申請件数のほか、11月中古住宅販売仮契約指数、10月月次住宅価格、10月S&Pケースシラー住宅価格指数、11月建設支出など住宅関連指標の発表が多い。
今晩の米経済指標・イベントは12月シカゴ地区購買部協会景気指数、11月中古住宅販売仮契約指数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:12月30日、14:00)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ