
米長期金利の上昇も地合いを悪化させそうだ。19日のNY債券市場で長期金利の指標となる米10年物国債利回りは一時4.59%と5月下旬以来およそ7カ月ぶりの高水準を付けた。トランプ次期米大統領は19日の米NBCのインタビューで、米連邦政府の債務上限の撤廃を支持する考えを示した。政府債務が野放図に拡大するとの懸念が強まれば、米長期金利に一段の上昇圧力がかかる。
19日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が小幅ながら11営業日ぶりに反発した半面、S&P500とナスダック総合はともに3日続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はネット株のアリババ集団(09988)、テンセント(00700)、美団(03690)、JDドットコム(09618)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ