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【見通し】株式明日の戦略-寄り付き天井で小幅高、しばらくは上値が重いか

9日の日経平均は反発。終値は69円高の39160円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1079/値下がり500。株主優待の内容が評価された楽天Gが6.7%高。指数寄与度の大きいファーストリテイリングやソフトバンクGの動きが良かった。Vチューバ―関連のANYCOLORとカバーがそろって5%台の上昇。自己株取得を発表した丸一鋼管が急伸した。

 一方、半導体株が嫌われており、中でも弱さが目立ったアドバンテストが4.7%安。川崎重工やIHIなど防衛関連が大きめの下げとなった。決算を材料にアインHDやエターナルホスピタリティが大幅安。直近上場のテラドローンが初日の初値や節目の2000円を割り込み、12.9%安と急落した。

 本日、グロース市場に新規上場したインフォメティスは、公開価格割れからのスタートとなったものの、終値は初値を上回った。

 きょうはプライム市場で1000以上の銘柄が値上がりしたにもかかわらず、日経平均は2桁の上昇にとどまった。寄り付き天井で失速しており、プラスでも先への期待がまったく高まらない上がり方。アドバンテストが5%近く下げたが、注目度の高い銘柄が特段の材料が観測されない中で崩れてしまうと、同業はもちろんのこと、ジャンルが違う他の人気銘柄も買いづらくなる。一方、指数の安値は38972円までで、39000円より下で推移した時間は短かった。下には25日線(38781円、9日時点)が控えており、サポートになると期待できる。来週のFOMCや日銀会合を通過するまでは上値が重くなりそうな雰囲気が出てきたが、大崩れすることなく25日線や39000円より上をキープすることができるかが注目される。

(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ