
米国株は3指数ともプラスで終えたが、CME225先物は下振れスタートを示唆している。ドル円が円高気味で推移しており、日本株の上値を抑える要因となる。きのうの日本株はトランプ氏の関税賦課に対するSNS発信を受けて軟調となったが、26日の米国でも対象国で生産を行う自動車大手のGMが急落しており、「トランプ・リスク」はくすぶり続ける。一方、28日の感謝祭休場を前にしても米国株の堅調が続いており、下値は限られるとみる。きのうの日経平均が38000円は割り込まなかったも安心材料。弱めに始まったとしても売りは続かず、場中は前日終値近辺での一進一退が続くと予想する。日経平均の予想レンジは38200円-38550円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ