
ASMLの決算発表タイミングがイレギュラーとなったことに対して神経質に反応しているようでもあるが、半導体株には厳しい展開が想定される。米国では原油価格が大きく下落してエネルギー株が弱かったほか、10年債利回りが大きく低下していることから、市況関連や金融株も売られやすい。全体でも買える銘柄が乏しく、リスク回避の様相が強まるだろう。スタートから一気に水準を切り下げそうな分、売り一巡後は下げ渋るとみる。ただ、今週はTSMCやディスコの決算も消化するだけに、押し目買いには慎重となって場中は低空飛行が続くと予想する。日経平均の予想レンジは38900円-39400円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ