
もっとも、前日のハンセン指数は大幅に3日続伸し、約1年2カ月ぶりの高値圏にあるだけに利益確定売りが出やすい。心理的節目の2万ポイントを超えると伸び悩む展開があり得る。週明けは四半期末にあたる上、中国の国慶節(10月1日)の連休を前に持ち高を整理する動きが広がれば、相場の上値が重くなるだろう。
26日のNY株式相場はダウ平均が反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は4日続伸した。予想を上回る決算や強い見通しを発表したマイクロン・テクノロジーなど半導体株が軒並み上昇した。新規失業保険申請件数などの経済指標が強い結果となりソフトランディング期待が高まったことも追い風となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は時価総額が大きいネット株のアリババ集団(09988)とテンセント(00700)、美団(03690)、国際金融銘柄のAIAグループ(01299)とHSBC(00005)がそろって香港終値を上回って引けた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ