
今晩は高値もみ合いか。S&P500とナスダック総合が今年最長の8連騰を記録し、ダウ平均とS&P500は7月に付けた史上最高値まで1%前後に迫った。センチメントが改善する中、インフレ鈍化による利下げ期待や、米国経済のソフトランディング期待を背景にダウ平均とS&P500の最高値更新が期待されるものの、週末金曜日にジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演が控えていることや、連騰や最高値接近による高値警戒感が上値圧迫要因となりそうだ。消費動向を巡っては寄り前に発表されるホームセンターのロウズの決算発表が注目される。
今晩は主要な米経済指標の発表はないが、ボスティック米アトランタ連銀総裁やバー米連邦準備理事会(FRB)副議長の講演などが予定されている。企業決算は寄り前にロウズ、メドトロニック、引け後にキーサイト・テクノロジーズなどが発表予定。(執筆:8月20日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ