
今晩は引き続き物価指標に注目する展開か。昨日の7月PPIが鈍化したことで市場では9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での通常の2回分に相当する0.50%の利下げや、年内4回の利下げ見通しが一段と高まったが、今晩の米7月消費者物価指数(CPI)でもインフレ鈍化を示す結果となれば、利下げ期待が引き続き株式相場の支援となりそうだ。ただ、足もとでは景気減速懸念も強まっており、CPIが予想以上の大幅鈍化となれば、景気後退懸念が相場の重しとなることも警戒される。
今晩の米経済指標・イベントは7月CPIのほか、MBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫など。企業決算は寄り前にカーディナルヘルス、引け後にシスコ・システムズが発表予定。(執筆:8月14日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ