東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落した。エヌビディアが7%安となるなど半導体株が強く売られた一方、金融株や景気敏感株には買いが入った。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて385円安の38105円、ドル建てが325円安の38165円で取引を終えた。なお、引け後に決算を発表したマイクロソフトは時間外で大きく下落している。
本日の日本経済新聞では、1面で日銀が追加利上げを検討し、政策金利を0.25%に引き上げる案が有力と報じている。あくまで観測ではあるが、このタイミングでの日経1面報道は確度が高い。ドル円は足元152円70銭近辺と円高に傾斜している。市場はこの報道を決定事項と受け止めて動いていくだろう。きのうの日経平均が300円超下げた後、後場に戻した動きは、利上げなしを織り込んでいたようであった。そのため、反応としては失望売りになると思われる。米国で半導体株が弱かったことや、マイクロソフトが時間外で下げたことも警戒材料となる。
昼に出てくる日銀会合の結果が報道と異なる内容でなければ、発表後の波乱は小さいと考えられる。材料出尽くしで買い戻す動きが出てくる可能性もある。ただ、引け後の植田総裁会見を見極めたい状況である上に、本日はFOMCの結果発表日でもあることから、楽観に傾くようならリスク回避の売りが上値を抑えるだろう。場中はマイナス圏で不安定な動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは37900円-38400円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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