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【見通し】4日香港株=買い先行か、米雇用統計発表控え様子見ムードも

4日の香港市場は買い先行か。ADP民間部門雇用者数やISM非製造業総合指数(PMI)、週間新規失業保険申請件数など、経済指標が総じて弱い結果となったことで、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が高まっているほか、米10年債利回りが低下したことを好感し、香港市場でも買いが広がりそうだ。

 ただ、米国は4日が独立記念日で休場となり、5日は米雇用統計が発表されるとあって、様子見ムードが強まる可能性もある。一方、中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)の開催を今月半ばに控えて政策期待は強く、一定の支えとなりそうだ。

 3日のNY株式市場は高安まちまち。ダウ平均は下落したが、S&P500とナスダック総合は3日続伸し、ともに取引時間中の史上最高値を更新し、終値でも最高値を更新した。午後1時までの短縮取引となったが、経済指標が総じて弱い結果となり米10年債利回りが低下したことや、第2四半期の出荷台数が予想を上回ったテスラの大幅続伸や、AIラリーの主役のエヌビディアの大幅高にけん引されハイテク株を中心に上昇した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、アリババ集団(09988)や美団(03690)、テンセント(00700)が香港終値を上回って引けた。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ