
ダウ平均の下げ幅は今年最大となった。きのうの東京市場ではエヌビディアの時間外の急伸をみて米国株の堅調を織り込んでおり、失望の反応が強めに出てくることになるだろう。CME225先物からは、日経平均はスタートから前日の上げ分(486円高)を消失する展開も想定される。本日の米国株を見極めたいところで、腰の入った買いは期待しづらい。場中も下押し圧力の強い地合いが続きそうだ。寄り前には4月の消費者物価指数(CPI)が発表される。国内でも長期金利が上昇傾向にあるだけに、CPIが強く国内金利が上昇した場合には、リスク回避の売りに拍車がかかる公算が大きい。日経平均の予想レンジは38300円-38800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ