
国内では本日から日銀金融政策決定会合が開催されるが、このタイミングでドル円が155円台に乗せてきた。円安は外需株にプラスの要素もあるが、今は日本側から介入など円安修正の働きかけがあることへの警戒が強い。米国の10年債利回りも上昇しており、株式の買いづらさが意識されるだろう。
きのうの日経平均が大幅高となった要因の一つには、テスラの時間外の急伸があったと思われる。ただ、実際にテスラは12%高となったものの、米国株への好影響は限定的であった。メタの時間外の急落は懸念材料で、日本株は反動売りに押されると予想する。きのう引け後に出てきた決算では、ファナックが今期の減収減益計画を提示しており、ADRでは大幅に下落している。CME225先物に寄せて安く始まった後は押しが深くなれば買いは入るとみるが、動きが良くなればリスク回避の売りに押されるだろう。日経平均の予想レンジは38000円-38350円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ