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【見通し】今日の株式見通し-一進一退か ダウ平均は上昇もナスダックは大幅安

東京市場は一進一退か。先週末の米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は211ドル高の37986ドルで取引を終えた。決算を受けてアメリカン・エキスプレスが大幅高となったことなどから、ダウ平均は終日堅調に推移した。一方、エヌビディアが10%安となるなど半導体株が大きく崩れており、ナスダックは2%台の下落となった。ドル円は足元154円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と変わらずの37100円、ドル建てが35円高の37135円で取引を終えた。

 米国株は半導体株と決算を発表したネットフリックスが弱く、グロース株にはネガティブな影響が想定される。一方、ダウ平均の上昇はグロース株以外の銘柄の買い需要を刺激する。CME225先物はプラススタートを示唆しており、日経平均は19日に1011円安と大きく下げた反動で買いが先行することになるだろう。ただ、場中は半導体株の動向に振り回される可能性が高い。半導体株が先週崩れたことで売り圧力が和らぐのであれば、全体では押し目買い機運が高まる展開が期待できる。ただ、動きが良くなりすぎると戻り売りに押されやすくもなる。半導体株が一段安となった場合には、値上がり銘柄が多くても日経平均は下落といった事象も起こりうる。押し目買いと警戒売りがせめぎ合い、寄った後は引けまで不安定な動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは36500円-37500円。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ