東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は422ドル安の38461ドルで取引を終えた。3月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、利下げ期待が大きく後退。10年債利回りが4.5%台まで上昇し、全面安の展開となった。為替市場ではドルが買われ、ドル円は足元152円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて330円安の39220円、ドル建てが300円安の39250円で取引を終えた。
強いCPIを受けて米長期金利が大きく上昇し、米国株も大きく下げたことから、リスク回避の売りに押されるだろう。円安が進んでおり、これがどれだけネガティブな影響を吸収できるかがポイントとなるが、急速な円安は政府・日銀による介入の警戒を高める。本日は欧州でECB理事会が開催され、利下げに対する示唆があれば欧州の長期金利の低下が期待できる状況ではある。一方で、米国では生産者物価指数(PPI)の発表があり、米国の長期金利が一段と上昇することに対する警戒も強い。10日の米国株は長期金利急上昇のインパクトからすると下げが甘い印象があり、日経平均は安く始まった後も下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。予想レンジは38800円-39300円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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