
もっとも、前週末の米株高を受けた買いが一定の下支えになりそうだ。5日発表の米3月雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が30.3万人増と予想の20.0万人増を大きく上回った半面、平均賃金は前月比、前年同月比とも予想と一致し、労働需給の明らかな引き締まりを示さなかったとの見方につながった。
5日のNY株式市場はダウ平均が5営業日ぶりに反発し、ハイテク株主体のナスダック総合も反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、インターネットサービス大手のテンセント(00700)、本土系銀行株の中国建設銀行(00939)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)、新エネルギー車のBYD(01211)が上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ