今晩は底堅い展開か。昨日はダウ平均が43.10ドル安(-0.11%)と小幅に3日続落した一方、S&P500が0.11%高と小幅ながら3日ぶりに反発し、ナスダック総合も0.23%高と反発した。米連邦準備理事会(FRB)高官から利下げに慎重な発言が相次いだことや3月ADP民間部門雇用者数が予想を上回ったことで米10年債利回りが一時4.43%付近まで上昇したことが重しとなったが、3月ISM非製造業PMIが予想を下回り、米10年債利回りが低下に転じたことが支えとなった。
今晩は翌金曜日に発表される3月雇用統計を控え、様子見姿勢が強まることが予想されるが、ダウ平均が3日続落となったことで押し目買いも期待され、底堅い展開か。また、新規失業保険申請件数などの経済指標やハーカー米フィラデルフィア連銀総裁などのFRB高官の発言も多数予定されており、指標結果や要人発言を受けた米10年債利回りの動向が引き続き注目される。
今晩の米経済指標は新規失業保険申請件数のほか、3月チャレンジャー企業人員削減数、2月貿易収支など。要人発言はハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁、メスター米クリーブランド連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁など。企業決算は寄り前にラム・ウェストン、コナグラ・ブランズが発表予定。(執筆:4月4日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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