
その他、米連邦準備理事会(FRB)高官の発言が相次ぐ。昨日はパウエルFRB議長が「経済の力強さとインフレを巡るこれまでの進展を踏まえると、今後発表されるデータに基づいて政策決定を行っていく時間がある」と述べ、利下げを急がない考えを改めて強調。本日は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)金融政策決定の投票権を持つバーキン米リッチモンド連銀総裁やメスター米クリーブランド連銀総裁などの見解を中心に為替の反応をにらむ流れか。両総裁からはここ最近、インフレの落ち着きや6月利下げ開始に含みを持たせた発言が聞かれた。ハト派な面を感じさせる言葉が取り上げられ、ドルの頭を重くする展開も警戒しておきたい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、1990年7月6日高値152.30円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、3月27日安値151.03円。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ