
今週は金曜日がグッドフライデーの祝日のため休場で4日間の取引。年内3回の利下げ見通しや、米国経済のソフトランディング期待を背景に引き続き堅調な展開が期待されるが、主要3指数がそろって最高値圏にあることで経済指標や決算発表をにらんだ神経質な展開も予想される。FRBがインフレ指標として注目する金曜日発表の2月個人消費支出 (PCE) 価格指数の市場予想は、変動の大きい食品、エネルギーを除くコア指数が前月比+0.3%と1月の+0.4%から鈍化が見込まれ、前年比では+2.8%と1月から横ばいが見込まれている。このほかの経済指標は月曜日に2月新築住宅販売件数、火曜日に2月耐久財受注、3月消費者信頼感指数、木曜日に10‐12月期GDP確報値、新規失業保険申請件数など。決算発表はマコーミック、カーニバル、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどS&P500採用の5銘柄が発表予定。
今晩の米経済指標・イベントは2月新築住宅販売件数、2月建設許可件数改定値、2月シカゴ連銀全米活動指数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:3月25日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ