
もっとも、売り一巡後は下げ渋る展開があり得る。前日は米国と中国の関係悪化が警戒されてハンセン指数が心理的節目の17000ポイントを割り込んだものの、中国の景気下支え策への期待は続いている。産業振興措置の恩恵を受けそうな銘柄を物色する動きが一定の下支えとなりそうだ。
14日のNY株式相場はダウ平均が4営業日ぶりに反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は続落した。エヌビディアなどの半導体株の下落が重荷となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、美団(03690)、金融株のAIAグループ(01299)、中国建設銀行(00939)、HSBC(00005)、新エネルギー車大手の理想汽車(02015)とBYD(01211)が香港終値を下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ