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【見通し】今日の株式見通し-軟調か エヌビディアが急落し米国株は下落

東京市場は軟調か。先週末の米国株は下落。ダウ平均は68ドル安の38722ドルで取引を終えた。2月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が27.5万人増と20.0万人増を見込んでいた市場予想を上回った一方、失業率は1月から悪化するなど強弱材料が混在した。結果を受けて序盤には強く買われる場面もあったが、エヌビディアが一時5%超上昇したところから引けでは5%を超える下落と乱高下。この動きを受けて半導体株の多くが大幅安となっており、終盤にかけて売りが優勢となった。ドル円は足元147円10銭近辺で推移しており、米雇用統計の結果を受けて146円台に突入する場面もあった。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて725円安の38785円、ドル建てが635円安の38875円で取引を終えた。

 米国株安を受けて売りに押されると予想する。CME225先物は配当落ちの影響が約260円あり、3月8日から(27日まで)見た目の水準が押し下げられているが、その影響を加味してもスタートから大幅安が見込まれる。米エヌビディアは875.28ドルで取引を終えたが、高値974ドルから100ドル近く下げており、半導体株の多くが売られることになるだろう。日経平均は39000円を割り込むようなら押し目買いが入るとみるものの、円高進行への警戒もくすぶる中、安く始まった後の戻りは鈍いと予想する。予想レンジは38850円-39300円。

(松井)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ