
米国株は上昇したが、円高も進行しており、日本株を見る上では好悪材料が混在する。ただ、エヌビディアが4%超上昇したほか、オン・セミコンダクターやマイクロチップ・テクノロジーなどが大幅高となるなど、米国では半導体株の動きが良かった。きのう大きく崩れた半導体株に対する売り圧力は和らぐと思われる。米雇用統計の発表前で円高に対する警戒はくすぶるが、ドル安は米国株の上昇を後押しすることにもつながる。半導体株や円高に耐性のある内需株がしっかりとした動きを見せることで、全体としては水準を切り上げる展開を予想する。日経平均の予想レンジは39300円-40000円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ