
FRBはここまで早期の利下げに対しては慎重姿勢を示しているだけに、パウエル議長の発言は米国株安や米長期金利の上昇をもたらす懸念があった。だからこそ5日に米国株は大きく下げたわけだが、下院での発言を受けて米国株は上昇し、米長期金利も低下した。日本株はこれらの動きを素直に好感する流れとなるだろう。きのうの日経平均は米国株の大幅安を受けても一桁の下落で終えている。CME225先物は大幅高スタートを示唆しており、米国株上昇に対する反応が強めに出てくると予想する。5日、6日と続落しながらも終値では40000円を上回っており、高く始まった後も買いが入りやすい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは40200円-40600円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ