今晩はインフレ指標に注目。昨日は翌日の1月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控えた様子見姿勢が強まり主要3指数がそろって下落。ダウ平均が23.39ドル安(-0.06%)と小幅に3日続落し、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.17%安、0.55%安とともに反落した。引け後の動きでは弱い売上高見通しが嫌気されたセールスフォースが時間外で1%超下落し、CEOの退任や弱いガイダンスを発表したスノーフレークが時間で20%超急落した。
今晩の取引では足もとの景気動向やインフレ動向を巡り、寄り前に発表される1月個人消費支出や同個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まる。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する1月PCE価格指数は、変動の大きい食品、エネルギーを除くコア指数が前月比で+0.4%と12月の+0.2%から上昇が見込まれ、前年比では+2.8%と12月の+2.9%から鈍化が見込まれている。予想比で上振れとなった場合は、利下げ時期の後ずれ見通しが一段と強まることが警戒される。
今晩は主要な米経済指標は1月個人消費支出、同個人消費支出(PCE)価格指数のほか、新規失業保険申請件数、2月シカゴ地区購買部協会景気指数、1月中古住宅販売仮契約指数など。このほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁、メスター米クリーブランド連銀総裁の発言も予定されている。企業決算は寄り前にベストバイ、バス&ボディ・ワークス、ホーメル・フーズ、引け後にヒューレット・パッカード・エンタープライズ、オートデスク、ネットアップなどが発表予定。(執筆:2月29日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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