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【見通し】株式明日の戦略-史上最高値を更新、来週は米金利にらみも上目線

22日の日経平均は4日ぶり大幅反発。

 日経平均は大幅高で史上最高値を更新した。エヌビディアさまさま、半導体株さまさまといった上昇ではあったが、高値更新にまで至ったのは半導体株以外の貢献も大きい。きのうまでは半導体株が調整売りに押される中、バリュー系の銘柄が奮闘したことで全体では大崩れを回避した。きょうに関しても、半導体株しか買われない相場であったら、序盤で跳ねても買いが続かず失速する可能性はあった。半導体株の影響は大きく受けるものの、他にもタレントが多いことが日本株の強み。きょうは売買代金で上位26位(ETFは除く)までが上昇しており、オールジャパンで記録を塗り替えたと言える。

 【来週の見通し】
 しっかりか。2月の最終週で日米ともに経済指標の発表が多い。米国では今週、1月FOMC議事録を確認して長期金利が上昇しているだけに、米債券市場の動向にはやや神経質になると思われる。また、2月はここまで日本株のパフォーマンスが良好であったことから、最終週では利益確定の動きも出てくるだろう。ただ、日経平均が今週史上最高値を更新したことから、売りが出てきても警戒ムードが高まることはないとみる。米金利が落ちついていれば今週大きく上昇した半導体株には追随買いが入りやすい。売りをこなしながら好材料には強く反応し、週間では水準を切り上げると予想する。


【今週を振り返る】
 堅調となった。米国では水曜21日にエヌビディアの決算発表があり、東京市場では三連休前の木曜22日にこれを消化するというスケジュール。決算発表前にエヌビディアが売りに押されたこともあり、日経平均は水曜までは3日続落となった。ただ、軟調に推移する中でも下値は限られ、38000円より上はキープした。注目のエヌビディアの決算は良好な内容となり、これを確認した22日は半導体株買いが盛り上がって800円を超える上昇。約34年2カ月ぶりに史上最高値を更新し、39000円を上回って週を終えた。日経平均は週間では4週続伸し、約611円の上昇。週足では4週連続で陽線を形成した。

 【来週の予定】
 国内では、1月企業サービス価格指数(2/26)、1月消費者物価指数、配当・優待権利付き最終売買日(2/27)、1月商業動態統計、1月鉱工業生産指数、2年国債入札(2/29)、1月失業率、1月有効求人倍率、2月消費動向調査、10月新車販売台数、10月軽自動車販売台数(3/1)などがある。

(越後)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ