22日の香港市場は上値の重い展開か。公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月30-31日開催分)では、インフレ鎮静化に確証が持てるまで利下げを急がない姿勢が示されており、早期の利下げ期待が後退した。また、ハンセン指数は前日に終値で1月5日以来およそ1カ月半ぶりの高値を付けた後とあって、週末を前に利益確定の売りが広がる可能性もある。
一方、中国人民銀行(中央銀行)は20日に事実上の政策金利である最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)の5年超物の引き下げを発表しており、相次いで景気刺激策や株式相場下支え策を打ち出すとの期待は強い。
21日のNY株式相場は高安まちまち。引け後に決算発表を控えるエヌビディアが下落し、ナスダック総合が3日続落した一方、ダウ平均とS&P500は小幅ながら3日ぶりに反発した。引け後の動きでは、エヌビディアが時間外で大幅上昇。予想を上回る増収増益決算や強い見通しが好感された。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)やテンセント(00700)が香港終値を下回って引けた一方、アリババ集団(09988)が上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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