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【見通し】ロンドン為替見通し=英欧のイベントを通して金融政策の方向性を読む展開か

ロンドンタイムは序盤、英国で1月小売売上高が発表される。前月発表された12月分は前月比・前年比ともに予想を大幅に下回る結果となり、ポンド売りが優勢となった。15日発表された英10-12月期国内総生産(GDP)が予想外のマイナスとなってリセッション入りする中、本日の指標結果が悪い場合は英中銀(BOE)の利下げ観測が一段と高まってポンドに売り圧力が掛かる恐れがある。市場予想は前月比+1.5%、前年比-1.4%と12月(-3.2%、-2.4%)からの改善が見込まれている。
 なお、市場では、BOEの来年3月までの利下げ確率が5割まで上昇しており、来年少なくとも5回の利下げ実施が見込まれている。

 ポンド円は本邦の早期金融正常化の後退を背景とした円売りに支えられる格好で、13日に2015年8月以来となる190.08円まで上昇している。約7年半ぶりの高値圏であるだけに、何らかのきっかけで下げだすと利益確定売りが強まる恐れがある点には注意したい。

 また、ユーロ圏では、シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事の講演が予定されている。7日の英紙インタビューでは、利下げには慎重に取り組む必要があるとの考えを示していた。昨日のラガルドECB総裁に続いて早期利下げ観測をけん制する内容となれば、ユーロに追い風となることも考えられる。その場合は12日高値1.0806ドルを突破できるか市場の関心が集まりそうだ。

 そのほか引き続き、米長期金利の動向を受けたドルの動きをにらみつつ、NY市場を待つこととなるだろう。


想定レンジ上限
ポンド円 190.08円(2/13高値)
ユーロドル 1.0806ドル(2/12高値)

想定レンジ下限
ポンド円 187.86円(2/12安値)
ユーロドル 1.0695ドル(2/14安値)

(川畑)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ