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【見通し】株式明日の戦略-大幅高で37000円に接近、三連休前も買い意欲は強いか

8日の日経平均は3日ぶり大幅反発。終値は743円高の36863円。米国株高を好感して、寄り付きから3桁の上昇。高く始まった後も上げ幅を広げた。好材料があったソフトバンクGや、アドバンテストなど大型半導体株に資金が集中し、プライムでは値下がり銘柄が多かった。それでも、開始早々に上げ幅を300円超に広げて36400円台に乗せると、11時近辺では鋭角的に水準を切り上げ、36700円台に乗せた。

 前場を高値圏で終えると、後場も買いの勢いは緩まず上を試しに行った。800円超上昇して36900円台に乗せたところでは節目の37000円を前に伸び悩んだが、大きな失速もなく高値圏を維持。終値でも700円を超える上昇となり、昨年来の高値を更新した。値下がり銘柄が多い分、TOPIXは日経平均に大きく見劣りしたが、こちらも昨年来高値を更新した。

 東証プライムの売買代金は概算で5兆5600億円。業種別ではその他金融、その他製品、輸送用機器などが上昇した一方、繊維、電気・ガス、建設などが下落した。傘下のアームが米市場の時間外で急伸したことが好感されてきょうの主役銘柄となったソフトバンクGが11.1%高。日経平均へのプラス寄与は約146円となった。半面、大手ゼネコンの清水建設と大成建設が決算を受けて後場に急落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり584/値下がり1013。ソフトバンクGの強さが目立ったが、指数寄与度の大きい双璧であるファーストリテイリングも3%超上昇しており、日経平均を約132円押し上げた。アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなど半導体株が大幅高。復配を発表したルネサスや、上方修正と株式分割を発表したテルモが急伸した。トヨタが連日で上場来高値を更新して自動車株をけん引する中、通期の利益見通しを引き上げたSUBARUが後場に入って買いを集めた。

 一方、スズキは3Q累計で大幅営業増益も市場の期待には届かず5.8%安。日銀内田副総裁のハト派寄り発言が全体株高につながったとの見方があり、三菱UFJや三井住友など銀行株は売りに押された。ローソンへのTOBが伝わって以降、株価がさえないKDDIが4日続落。東レやAGCが決算を受けて大幅安となった。3Qが営業赤字となったDeNAが10.2%安と大きく値を崩した。

 本日、グロースに新規上場したVeritas In Silicoは、初めて証券コードに英文字が入った企業としても注目されたが、公開価格の倍値近い初値をつけ、その後も買いを集めてストップ高となった。

 日経平均は大幅高。構成銘柄の影響が大きかったとはいえ、一時は800円超上昇して37000円に迫った。買われた銘柄が偏っており、ソフトバンクGに関しては引け後に決算を発表していることから、あすは反動が出てくるかもしれない。ただ、東京エレクトロンはあすの引け後に決算を発表予定で、半導体株は売りづらくもある。東京市場は三連休前となるが、あすは下に値幅が出たとしても、きょうの大幅高に対する利益確定売りの一環と解釈される。売りが手控えられて一段高となれば、きょうの上昇がフロックではないとの見方が強まる。どちらに振れても買い意欲が大きく減退することはないだろう。折しも米国ではS&P500が5000ポイントに接近している。日経平均とTOPIXがが同じタイミングで注目の節目を超えることができるかに注目したい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ