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【見通し】株式明日の戦略-大幅安スタートも大幅高で終了、2月好発進への期待が高まる

31日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は220円高の36286円。米国株は3指数がまちまちで終えたが、引け後に決算を発表したマイクロソフト、アルファベット、AMDが時間外で下落。ハイテクグロース株への警戒が高まり、寄り付きは300円を超える下落となった。

 安く始まった後は下げ渋った。前場では下げ幅を縮めても、35900円を超えてくると売り直された。しかし、下値の堅さが確認できたことから、後場はじわじわと水準を切り上げる展開。節目の36000円を上回ると、13時台後半にはプラス圏に浮上した。プラス転換した後は売り手が不在となり、終盤にかけては上げ幅を200円超に拡大。36200円台に乗せ、高値圏で取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆5300億円。業種別では銀行、電気・ガス、不動産などが上昇した一方、石油・石炭、鉱業、海運などが下落した。3Qが大幅な増益となったコマツが急伸。半面、今期の大幅減益計画を提示したバリューコマースが急落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1225/値下がり399。今期の2桁増益見通しや自己株取得が好感されたキヤノンが急伸。上方修正を発表したソシオネクストが全市場の売買代金2位となる大商いで6%超上昇した。M&A関連が決算を材料に跳ねており、日本M&Aセンターやストライクが急騰。M&A総研はストップ高比例配分となった。上方修正を発表した住友理工や自己株取得を発表した理想科学が大幅高。米国で金融株が買われたことを手がかりに、三菱UFJや三井住友など銀行株が軒並み高となった。

 一方、ナスダック安や米主力グロース株の時間外の下落を嫌気して、ディスコ、アドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体株が軟調。昼休みに3Q決算を発表した商船三井は、下げ幅は縮めたものの下落で終えた。下方修正を発表したアルプスアルパインやアンリツが急落。前期が最終赤字の見込みとなったアライドアーキテクツは場中は値が付かずストップ安比例配分となった。

 日経平均は300円超下げて始まったものの、終わってみれば200円を超える上昇。ローソク足では実体の長い陽線を形成した。きょうの動きは相当強い。米国の個別企業の時間外の動きに翻弄されるのは過剰反応であったとしても、本日のFOMCの結果によっては米国株がいったん調整色を強める可能性はある。押し目買いを入れるにしてもFOMCを見極めたいところであったが、待ちきれないといった感じで買いが入った。安値(35704円)でも1月24日につけた35687円は下回っておらず、終値(36286円)では5日線(36073円、31日時点)を上回った。

 今回のFOMCは政策金利の据え置きが確実とみられている。その点では、仮にFOMCが米国株の売り材料になったとしても、リスクオフに傾くような展開は想定しづらい。ネガティブシナリオでも、早期の利下げ期待が後退して、米国の長期金利がいくらか上昇する程度だろう。国内は決算発表まっただ中で、多少外部環境が悪化したとしても好材料のある銘柄には買いが入る。逆にFOMCを無難に消化できた場合には、リスクオンの様相が強まる可能性は十分ある。市場がFRBからのメッセージをハト派的と受け止めた場合、日米グロース株の動きが一気に良くなる展開も期待できる。きょうの日経平均が強い上昇となったことで、下値不安は大きく後退した。2月初日に好スタートを切ることができるかに注目したい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ