
ネットフリックスの好決算は東京市場では先んじて消化しており、ナスダック高の好影響は割り引く必要がある。引け後に決算を発表したテスラは時間外で下落している。米長期金利は上昇したものの、ドル円は円高に振れており、これらの点は日本株には逆風となる。国内ではきのうニデックが通期の利益見通しを引き下げており、企業決算に対する楽観的な見方もやや後退するだろう。一方、日経平均は連日の下落で過熱感は削がれている。米国では半導体株に強い動きが見られており、国内半導体株には資金が向かうと期待できる。安いところでは押し目は拾われやすく、売り圧力も限定的と予想する。日経平均の予想レンジは36000円-36350円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ