
一方、中国が不動産不況やデフレ圧力に対応して追加の金融緩和に踏み切るとの観測は根強い。中国人民銀行(中央銀行)が15日実施した中期貸出制度(MLF)の金利は据え置きだったが、UBSは最新リポートで、人民銀が早ければ春節(旧正月、今年は2月12日)の前に政策金利や預金準備率を引き下げるとの予想を明らかにした。同社のアジア経済研究主管・首席中国エコノミスト、汪濤氏は「政策金利を0.1-0.2%、預金準備率を0.25-0.50%引き下げる可能性がある。加えて、市場の関心が高い担保付き補完貸出(PSL)などの流動性調整ツールを用いるだろう」と述べた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ