
もっとも、売り一巡後は下げ渋る展開がありそうだ。米長期金利の低下を背景に、前日の米株式相場は小幅ながら上昇して終えた。また、中国指導部が「美麗中国」建設の長期計画を打ち出したことで、新エネルギー車産業の振興策や環境保護につながるインフラの整備事業への期待が高まると予想する。
11日のNY株式相場はダウ平均が小幅に続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合も小幅に5営業日続伸した。長期金利の指標となる米10年債利回りが低下に転じたことが支援となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、銀行株のHSBC(00005)と中国建設銀行(00939)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)が香港終値を下回った半面、ビール大手のバドワイザーAPAC(01876)、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)が上回って終えた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ