昨日は年末を前にしたポジション調整で反落して引けたユーロドルだが、さらに売り込むような展開になるのも難しく、本日は底堅さを取り戻せるか。もっとも、本日は2023年最終取引日となることで、動き自体は鈍くなるだろう。
ユーロ圏からは本日も主だった経済指標の発表は予定されていない。英国からは12月のネーションワイド住宅価格指数、スイスからは同月KOF景気先行指数が発表されるが、通常は市場の反応は限られる経済指標だ。NY入り後には12月のシカゴ購買部協会景気指数が発表されることで、市場も限られたものながら反応はするだろうが、米債市場が短縮取引となることもあり、敢えて大きなリスクをとるような相場展開は予想できない。欧州圏からは3日に発表される製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値や5日の消費者物価指数(HICP)速報値などが発表されるまでは値動きが限定されそうだ。
限られた値動きとなる中でユーロドルの支えとなるのが堅調に推移している株式市場。昨日の欧州株は小反落したが、年末の5営業日と新年の2営業日はサンタクロース・ラリーと呼ばれ株式市場は堅調に動くことが多い。中東情勢の緊張の高まりなどはあるものの、株式市場が底堅さを見せた場合は、リスク選好でユーロドルは強含むか。
・想定レンジ上限
ユーロドル: 昨日高値1.1139ドルから7月27日高値1.1150ドルが抵抗帯。
・想定レンジ下限
ユーロドル:今月22・25日安値1.0994ドル。
(松井)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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