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【見通し】株式明日の戦略-大幅高も後場は伸び悩む、週内に年初来高値を更新できるかが焦点に

20日の日経平均は大幅続伸。終値は456円高の33675円。米国株高を好感して、寄り付きから200円を超える上昇。33400円台からスタートして、序盤で一気に33600円台まで水準を切り上げた。そこからしばらくはじり高基調が続き、11時台には600円超上昇して33800円台に乗せた。一方、7月につけた年初来高値(33753.33円)を超えたところでは買い一巡感が出てきて、後場に入ると上値が重くなった。結局、大幅高ではあったものの、年初来高値は更新できずに取引を終了。大引けが後場の安値となった。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆1800億円。業種別では海運、機械、化学などが上昇した一方、電気・ガス、石油・石炭、倉庫・運輸などが下落した。上期が2桁の増益となった日本オラクルが大幅上昇。反面、新株予約権を発行すると発表したウチヤマホールディングスが大幅に下落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり956/値下がり630。ファーストリテイリングが4%近い上昇。海運株の動きが良く、川崎汽船が上場来高値を更新した。日銀会合を通過して円高一服感が鮮明となったことから、マツダ、スズキ、ホンダなど自動車株の多くが強い上昇。上方修正と増配を発表したDMG森精機が買いを集めた。信越化学が上場来高値を更新。米国の好調な住宅指標結果を受けて、米国向けの塩ビの需要増加期待が高まった。販売用不動産の売却などに伴い通期の見通しを引き上げた夢みつけ隊が、一時ストップ高となるなど値を飛ばした。

 一方、東京エレクトロンやソフトバンクGなどグロース株の一角が全体株高の流れに乗れず下落。本日が売り出し株取得者の受渡日となるデンソーが商いを伴って下落した。本日は東芝の上場廃止日であったが、富士通、NEC、日立など総合電機株が全般軟調。日銀会合や植田総裁の会見を通して金融政策修正は当面ないとの見方が強まり、西日本FGや九州FGなど地銀株が軒並み安となった。和歌山発電所建設計画中止に伴い通期の純利益見通しを引き下げた関西電力が、4%を超える下落となった。

 本日、スタンダード市場に上場したロココは、公開価格割れからのスタートとなったものの、終値は初値を上回り、公開価格も上回った。グロース市場に上場したナイルは、公開価格割れからのスタートとなり、終値は初値を大きく下回った。上場2日目で高い初値をつけたエスネットは、その後も買いを集めてストップ高で終えた。

 日経平均は456円高と大幅上昇。ただ、取引時間中には年初来高値を上回ったものの、高値更新には至らなかった。きょうに関しては一時的でも上回ったこと自体がポジティブではあるが、あともう少し上昇すれば良かったところで買いが入らず、後場の安値で終えている。強い動きが見られたのに高値を更新できずにもたつくと、天井感が台頭する。今週中には年初来高値を更新しておきたい。

 とはいえ、仮に上が期待できなくなったとしても、下値は堅いとみる。直近で上回った25日線(33197円、20日時点)が年内のサポートとして期待できる。本日、米国では半導体大手のマイクロン・テクノロジーが決算を発表する。引け後予定のため米国よりも先に東京市場が結果を消化することになり、半導体株を大きく刺激する可能性がある。きょうは日本株が大きく上昇する中でも半導体株の値動きはおとなしかった。休養を入れたことで、あすは上昇のけん引役となってくれることに期待したい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ