
今晩の取引では取引時間午後に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や、会合後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見に注目が集まる。FOMCでは3会合連続で政策金利の据え置きが確実視されているが、市場では来年の早期利下げ転換期待が高まっており、金融政策の見通しを巡り公表されるメンバーのFF金利見通し(ドットプロット)やパウエルFRB議長の記者会見が注目される。CMEのフェド・ウォッチが示す来年3月FOMCでの利下げ確率は45%と1カ月前の13%から大きく上昇しており、FOMCの結果やパウエルFRB議長発言が利下げ見通しを支持する結果となれば年末ラリーの継続期待が一段と高まりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントはFOMC結果公表、パウエルFRB議長会見のほか、11月生産者物価指数(PPI)、MBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫など。企業決算は引け後にノードソン、アドビが発表予定。(執筆:12月13日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ