
本日は複数のFRB高官の発言が予定されており、特にタカ派と目されるウォラーFRB 理事の発言が注目されている。FRB の最高幹部の一角である同氏の発言がトーンを弱めると、ドル売りが加速しそうだ。また、7年債入札を受けた米長期金利の動きにも注目。昨日の2・5年債入札はまちまちの結果となった。足もとで米10年債利回りは約3カ月ぶりの低水準で戻りが鈍く、ドル円の上値を圧迫する要因となっている。経済指標では住宅関連や消費者信頼感指数などの発表が予定されており、さえない結果となれば来年の利下げの見方が強まる可能性がある。
また、米株の動向にも注目。最近ドルの重い動きが続いているなか、株高を背景としたリスクオンでクロス円の堅調な動きがドル円の下支えともなっており、米株に連動したクロス円の動きも注目したい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは日足一目均衡表・雲の上限149.11円や同基準線149.53円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは本日これまでの安値147.98円や日足一目均衡表・雲の下限147.31円。
(金)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ