
米国株は下落したが、最もパフォーマンスが悪かったS&P500でも0.2%安と小動きであった。米10年債利回りが大きく低下して4.4%を割り込んでおり、こちらは日本株にポジティブに作用することが期待できる。きのうの日経平均は高く始まった後に失速したが、33800円台に乗せて年初来高値を上回ったにもかかわらず、そこからの上値が伸びなかったことから、利益確定売りが強めに出てきたものと推測される。きのうの終値では33400円台まで水準を切り下げており、過熱感は削がれた。CME225先物は上昇スタートを示唆している。きょうは米国株安には耐性を示し、節目の33500円を意識しながら底堅く推移すると予想する。日経平均の予想レンジは33350円-33650円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ