22日の日経平均は3日ぶり反発。終値は97円高の33451円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1077/値下がり524。円高一服を受けてSUBARUやマツダが上昇。これら自動車株に下げ止まり感が出てきたことが、指数のプラス転換につながったようでもあった。海運株の動きが良く、川崎汽船が大幅上昇。円高は一服したが、ニトリHDは2%を超える上昇と強い動きを見せた。三菱製紙、中越パルプ、北越コーポなど製紙株が全般堅調。欧州や中国で特許査定通知を受領したことを発表したカイオムが急伸した。
一方、決算を発表したエヌビディアが時間外で下落したことから、アドバンテストやソシオネクストなど半導体株の一角が大幅安。自動車株は終わってみればまちまちで、トヨタ、日産自、スズキなどは下落した。メルカリが5.3%安と大きな下げとなっており、3000円を割り込む場面もあった。シャープやウェルスナビなど、直近で強く買われた銘柄に、大きく値を崩すものが散見された。
本日、グロース市場に新規上場したバリュークリエーションは、高い初値をつけた後に一段と買われる場面もあったが、失速して終値は初値を大きく下回った。
日経平均は3日ぶり反発。米国株が下げてエヌビディアが時間外で下落すれば多少為替が戻ってもきょうは弱いとみていたが、売りを待ち構えていたかのような買いが入って、寄り付きを安値にプラス転換した。ドル円は東京時間では円安に振れており、午後にその勢いが強まっている。為替は円高でも円安でも短期間で一方向に大きく動くと、投資家の不安心理が増幅する。直近で円高に振れた分が修正されたことは、急変動リスクを後退させるという点で安心材料となる。
あす23日は休場となるが、米国株も休場。本日22日の米国では、時間外で下落したエヌビディアが決算を受けてどういった反応を見せるかが注目される。国内半導体株はきょう先んじて売られており、エヌビディアが暴落するようなことにならない限り、改めての売り圧力は限定的だろう。きょうの日本株は幅広い業種が上昇しており、投資家のセンチメントは大きく改善したと思われる。今週の日経平均は週初に33800円台に乗せて33年ぶりの高値をつけているだけに、週間上昇(先週末17日の終値は33585円、22日終値は33451円)で終える展開に期待したい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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