
週末の取引となる今晩は上値の重い展開か。米連邦準備理事会(FRB)による利上げサイクルの終了観測や年末ラリーへの期待が引き続き追い風となることが期待される一方、週末を控えた持ち高調整の動きが上値圧迫要因となりそうだ。ダウ平均は週初から662.37ドル高(+1.93%)、S&P500は2.11%高、ナスダック総合も2.29%高となり3指数がそろって3週続伸ペースとなった。月初からではダウ平均が5.73%高、S&P500が7.50%高、ナスダック総合が9.82%高となった。経済指標では10月住宅着工件数、10月建設許可件数など発表されるほか、バーFRB副議長やコリンズ米ボストン連銀総裁、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁の講演なども予定され、住宅関連指標や要人発言を受けた米10年債利回りにも要注目か。
今晩は主要な企業の決算発表はなし。(執筆:11月17日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ