日経平均株価は大幅反発。高寄りからさらに上値を試す展開となり、後場を通じて買い優勢の展開となった。
RSI（9日）は前日61.4％→77.4％（11/9）に上昇。あすの上昇維持はハードルが高くなるが、70％超の強気モメンタムが続くかが注目される。また、5日移動平均線（32348円 11/9）や75日移動平均線（32152円 同）を支持に反発に転じており、11/6高値を終値ベースで更新できるかが焦点となる。
10/12の終値ベースの戻り高値を上抜けたことで、戻り売り一巡後の一段高のシナリオは十分に考えられる。25日移動平均線（31573円 同）の上向きも続く公算が大きい。
一方、11/6高値を超えられない状況で、11/8の終値ベースの安値を割り込むと、11/2の上昇で開けたマド埋めまで値幅調整が進む可能性が高まる。マド埋めは直近の上昇幅に対する半値押し程度の水準に相当する。
上値メドは、心理的節目の33000円、9/7高値（33322円）、9/15高値（33634円）、6/19高値（33772円）などが考えられる。下値メドは、25日移動平均線、10/31高値（30973円）、200日移動平均線（30535円 同）、心理的フシとなる3万円などが考えられる。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
