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【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-大幅反落も微調整の範ちゅう

日経平均株価は大幅反落。安寄りから下げ幅を拡大する展開となり、前日の陽線にタスキをかけるような陰線を形成した。
 RSI(9日)は前日73.5%→65.0%(11/7)に低下した。放れた陽線の後に安寄りで陰線を形成する「上放れタスキ足」という解釈であれば、上げ相場の利益確定売りの典型的な足型となり、さらに上昇が見込めることになる。
 一方、直近安値からのローソク足はマドを3つ開けた状態「三空」で、目先の過熱感は否めない。三空踏み上げに売り向かえという相場格言があるぐらい、買いの勢いが一巡することが多いとされる。
 いずれにしても、きょうの下げ幅だけでは前日の上昇で開けたマド埋めにも至っておらず、直近上昇に対する微調整の範ちゅうである。
 前日に10/12の終値ベースの戻り高値を超えたことで、6月以降の保ち合いに安定的に戻った可能性が高い局面にある。
 上値メドは、心理的節目の33000円、9/7高値(33322円)、9/15高値(33634円)、6/19高値(33772円)などが考えられる。下値メドは、75日移動平均線(32151円 11/7)、25日移動平均線(31501円 同)、10/31高値(30973円)、200日移動平均線(30477円 同)、心理的フシとなる3万円などが考えられる。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ