週明け6日の香港市場は続伸か。米長期金利の低下が買い安心感につながると予想する。前週末に発表された10月の米雇用統計が弱い結果となり、長期金利の指標となる米国債利回りの低下が続いている。米経済の減速を示す指標の発表が相次いだことで、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め長期化の観測が後退するだろう。
注目された米10月雇用統計では非農業部門雇用者数が15.0万人増と、9月分の29.7万人増から大幅に減少し、市場予想の18.0万人増も下回った。失業率は3.9%に悪化し、横ばい予想の3.8%を上回った。10月に一時5%を上回った米国債利回りは、2日の4.669%から3日には4.577%に低下した。
前週末の米株高も投資家心理を支えるだろう。3日のNY株式相場はダウ平均が5日続伸し、9月下旬以来の高値で終えた。ハイテク株主体のナスダック総合は6営業日続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(00700)、美団(03690)、アリババ集団(09988)、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)が香港終値を上回った。半面、医薬品株の中国生物製薬(01177)や香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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