
週末の取引となる今晩は、週初からの大幅高で利益確定売りが予想されるほか、決算や見通しが嫌気されたアップルの下落も予想され、ハイテク株を中心に軟調な展開か。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、米連邦準備理事会(FRB)による利上げサイクルの終了期待が高まっていることや、年末の株高アノマリーが意識されることが引き続き支援となることが期待されるが、寄り前に発表される米10月雇用統計やその結果を受けた米10年債利回りの動向が注目される。10月雇用統計では非農業部門雇用者数が18.0万人増と前月の33.6万人増から大きく減少が見込まれ、失業率は前月から横ばいの3.8%が見込まれている。
今晩の米経済指標・イベントは10月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)のほか、10月ISM非製造業PMI、10月S&Pグローバル・サービス業PMI確定値など。このほか、バーFRB副議長、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の講演も予定されている。決算発表は寄り前にカーディナルヘルス、ドミニオン・エナジー、CBOEグローバルなど。(執筆:11月3日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ