
米国株の上昇を好感した買いが入ると予想する。本日、米国ではFOMCの結果が公表される。10月31日の米債券市場では10年債利回りが上昇して4.9%台に乗せたが、それを受けても米国株に強い動きが見られた。このことは、グローバル株式市場にとって安心材料となる。CME225先物がかなりの高寄りを示唆しており、日本株も日銀会合を無難に通過したこと、為替の円安基調が継続していることなどを手掛かりに、直近の下げに対する押し目買いが活発となるだろう。きのう引け後には主力銘柄の多くが決算を発表しており、本日は場中にトヨタが決算を発表予定。内容の悪いものは売られるだろうが、商いが厚みを増すことで全体としてはリスクオンの様相が強まる公算が大きい。高く始まり、場中は下げづらく上げやすい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは31150円-31500円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ