
今週は高水準の発表が続く第3四半期決算が引き続き注目されるほか、水曜日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)が焦点となりそうだ。今回のFOMCでは政策金利の据え置きが確実視されているが、先行きの金融政策の見通しを巡り、公表される声明文やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が注目される。決算発表はS&P500採用の160銘柄以上が発表予定で、木曜日引け後のアップルのほか、マクドナルド、キャタピラー、アムジェン、ファイザー、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、クアルコム、イーライリリー、コノコフィリップス、S&Pグローバル、スターバックスなどの決算やガイダンスが注目される。経済指標・イベントはFOMCのほか、金曜日には10月雇用統計が発表され、失業率は3.8%と前月から横ばいが見込まれ、非農業部門雇用者数は18.8万人増と9月の33.6万人増から減少が見込まれている このほか10月消費者信頼感指数、10月ADP民間部門雇用者数、10月ISM製造業・非製造業購買担当者景気指数 (PMI)、9月JOLTS求人件数などにも要注目か。
今晩の米経済指標は10月ダラス連銀製造業景況指数など。企業決算は寄り前にマクドナルド、ウエスタン・デジタル、引け後にサイモン・プロパティー、VF、クロロックスなどが発表予定。(執筆:10月30日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ