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【見通し】30日香港株=反落か、中東情勢の悪化懸念が重荷

週明け30日の香港市場は反落か。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザでの地上作戦を拡大していると伝わり、中東情勢が一段と悪化するとの警戒感から運用リスクを避ける売りが出そうだ。また、中国で31日に10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が公表される上、10月31日-11月1日に米連邦公開市場委員会(FOMC)される。結果を見極めたい投資家が積極的な売買を手控える展開がありそうだ。

 四半期決算を手掛かりとする個別物色が引き続き活発に行われるだろう。きょうはハンセン指数構成銘柄のHSBC(00005)、ペトロチャイナ(00857)、BYD(01211)、バドワイザーAPAC(01876)、中銀香港(02388)、中国銀行(03988)、海爾智家(06690)が2023年7-9月期決算を発表する。

 27日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が3日続落した半面、ナスダック総合が3日ぶりに反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(00700)と美団(03690)、アリババ集団(09988)、大型金融株のHSBC、AIAグループ(01299)、中国平安保険(02318)が香港終値を上回って引けた。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ