今晩は堅調か。昨日は米10年債利回りが低下したものの、決算が嫌気されたメタ・プラットフォームズが大幅安となったことでハイテク株を中心に下落基調が一段と強まった。主要3指数はそろって2日続落し、週初来ではダウ平均が2.16%安、S&P500が3.52%安、ナスダック総合が4.72%安となった。ナスダック総合は長期トレンドラインの200日移動平均線を7カ月ぶりに割り込み、高値からの下落率も12.27%に拡大。S&P500も高値から9.84%安となり「調整相場」入りが目前に迫った。
一方、引け後の動きでは、アマゾン・ドット・コムが予想を上回る決算やクラウド事業の成長見通しを背景に時間外で5%超上昇した。インテルも決算が予想を上回り、時間外で7%超上昇した。
今晩の取引では週末を控えた持ち高調整の買いが期待されるほか、アマゾン・ドット・コムやインテルの大幅高も予想され、ハイテク株を中心に堅調な展開か。経済指標では、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目する9月個人消費支出(PCE)価格指数が発表される。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPCE価格指数は前月比0.3%と8月分の0.1%から上昇が予想されているが、前年比では8月の3.9%から3.7%に低下が見込まれている。コアPCE価格指数の結果を受けた米10年債利回りの動向に要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは9月個人所得・個人消費支出・個人消費支出(PCE)価格指数など。企業決算は寄り前にチャーター・コミュニケーション、シェブロン、アッヴィ、エクソン・モービルなどが発表予定。
(執筆:10月27日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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