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【見通し】株式明日の戦略-伸び悩むも32000円は上回る、次は25日線を超えられるかに注目

17日の日経平均は3日ぶり大幅反発。終値は381円高の32040円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1362/値下がり411。東京エレクトロンやディスコなど半導体装置株が大幅上昇。TOWA、ローツェ、トリケミカルなど、半導体に絡む中堅どころの銘柄に強い動きが見られた。ダイキン、リクルートが3%台の上昇。地合いの改善を受けて、前日に決算で大きく下げたパソナGやベイカレントにリバウンド狙いの買いが入った。中期経営計画を公表した西本Wismettacホールディングスが、一時ストップ高となるなど騰勢を強めた。

 一方、グロース株の多くが買われる中で任天堂が逆行安。原油安を受けてINPEX、石油資源開発、富士石油などが軟調となった。バリューの主力どころである日本製鉄や日本郵船が下落。決算を受けて日本国土開発やテラスカイが大幅安となった。

 本日、グロース市場に新規上場したケイファーマは、公開価格割れからのスタートとなったが、終値は初値を大きく上回り、場中には公開価格を上回る場面もあった。

 日経平均は3日ぶり反発。前日の下げ(656円安)の全戻しとまではいかなかったが、381円高(32040円)とそれなりに値幅を伴った上昇となった。最近の日本株は米国の長期金利に対する反応が大きくなることが多いだけに、米長期金利の上昇がさほどネガティブに作用しなかったのは安心材料と言える。

 米国では本日、9月の小売売上高や鉱工業生産が発表されるほか、ゴールドマン・サックスやバンク・オブ・アメリカなど大手金融機関が決算を発表予定。16日の米国株は企業決算への期待が高まり上昇したが、期待の強い状態が継続するかどうか。米国株が大崩れしなければ、日経平均はまだ戻し切ったとは言えない分、上昇余地はある。日経平均は25日線(32191円、17日時点、以下同じ)が微妙に抵抗となっており、ここでもたついてしまうと、戻り売りが上値を抑えやすくなる。一方、この25日線やその上の75日線(32403円)を明確に超えてくると、買いに勢いがつきやすくなる。きょうは伸び悩みながらも、しっかり32000円を上回って終えた。多くの銘柄に値ごろ感が出てきているだけに、もう一段上昇して上述のテクニカルの節目を上回る展開に期待したい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ